注目度★★★★☆
彼女の選択前編彼女の選択 前編 あらすじ 俺の名前は笠木慎司。24才のしがないサラリーマンだ。 田崎みどりが俺たちのクラスに転籍してきたのは、中間テストを間近に控えた初夏の事であった。 田崎さんの隣の席になった俺は、ノートを貸した事から彼女と仲良くなり、色んな事を話すようになった。俺たちは読書や映画の趣味が合って互いのお気に入りの作品について語り合った。モテなかった俺にもようやく話の合う女の子と出会えた、と思った。そして、いつのまにか俺の中で田崎さんへの想いが日増しに強くなって行った。 一学期の最終日、俺は田崎さんと一緒に帰る事になった。彼女が俺に話したい事があるというのだ。帰り道の途中にある公園で、俺は田崎さんの話を聞いた。田崎さんは自分の家や父親の経営する会社に、津久井の父親が金銭的支援をしてくれる事になったと言った。俺は良い事だと思った。田崎さんは否定しなかったが何故か津久井に対しては何らかの不信感を抱いているようだった。 夏休みが始まった。 受験生の俺に休みなど関係なく、受験勉強の日々であった。そんな中、お盆を目前に控えたある日、俺の家の電話が鳴った。電話の主は田崎さんだった。田崎さんは俺を映画に誘ってきた。勉強に疲れて息抜きが必要だった俺は、その誘いに迷う事なく乗った。 待ち合わせ場所に来た田崎さんはちょっと雰囲気が変わっていた。大胆な服装でちょっと成人びた雰囲気だった。俺は戸惑いながらも彼女との映画デートを楽しんだ。帰り際、例の公園で進路について話をしていると、不意にこれからもう一箇所行きたい所があると彼女は言った。 田崎さんが行きたい場所はスケベな宿だった。 田崎さんとまさかのスケベな宿、俺は緊張で息が詰まりそうであった。シャワーから出てきた田崎さんは俺をスケベな宿に誘った理由を大事なお願いがあるためだと言った。そしてその前に聞いて欲しいと言って、津久井の父親が田崎さんの会社を支援した本当の理由を、夏休みに津久井との間に起こったとんでもない出来事を語り始めた。 収録内容:本編155p BSSに分類される作品だと思います。非エロの導入部が50pほどあります。 前、後編の二部構成を予定しています。よろしくお願いします。
|